我が家の子守唄 その1 | うちな~くとぅば(沖縄の言葉)

我が家の子守唄 その1

みみちりぼうじ(耳切坊主)     作詞/滝原康盛



1.

 へいよー へいよー なーかんよー

 ゆさんでぃまちかい うういいね         

 うふむらうどぅんぬ じょうなかい
 みみちりぼうじぬ たっちょんど

 いくたい いくたい たっちょうが
 みっちゃい ゆったいたっちょんど
 ぬうとぅ ぬうとぅ むっちょうが
 いらなん かたなん むっちょんど

 しいぐぐゎーん ほうちょうぐゎーん むっちょんど

 へいよー へいよー べる べる べる


 へいよー へいよー 泣くなよー(囃子)

 日が暮れてから戸外に いると
 大村御殿(大村屋敷)の 門に
 耳切坊主が 立っているぞ
 何人くらい  立っているかな?
 三人 四人 立っているぞ
 何を 持っているかな?
 カマも 刀も 持っているぞ
 小刀も 包丁も 持っているぞ
 へいよー(囃し) へいよー いやだ いやだ いやだ


2.

 あさにゆうき する わらべー
 みみちりぼうじぬ みみぐすぐす
 なちゅるわらべー はなぐすぐす
 あさうきへーうき する わらべー
 じょうやく かちやく しみゆんどー

 はかたぬうーびん くんしみてぃ
 
ちゅうる さんぐゎち ゆっかぬひー
 はまうり うみうり しみゆんどー
 へいよー へいよー なーかんよー


 朝寝坊夜更かし する子供は
 耳切坊主が 耳を切り落とすぞ(ぐすぐす=耳を切り落とす音)
 泣く子供は  鼻を切り落とすぞ

 朝起き早起き する子供は
 出世 活躍 させるよ

 博多の帯も しめて
 来る 三月 四日の日には
 浜下りして 海で潮干狩りでも させるよ
 へいよー へいよー 泣かんよー

なんとも怖い歌詞ですねぇ~~~(^^;)

他にもいろいろ子守唄はあるというのに

なぜか、この歌がお気に入りの我が子たち・・・


みみちりぼうじとは、耳が無い人で(耳無法一をイメージしたのでしょう)悪い子供の耳や鼻を切り落としにくるよぉ~と脅して寝かそうという歌なんですねぇ~~~( ̄ー ̄)ゞ ポリポリ


子供たちは最初は意味がわからないけれど、親が言うわけですわ

「早く寝ないと、耳切りにくるよぉ~」とかね・・

怖いから子供たちは目をつぶってしまう・・

音楽はゆっくりなので、そのうち寝てしまう・・・てなパターンでしょうか。


それぞれの家で少しずつ歌詞がちがったりするんですが

私の場合はコレでした(^^)

たぶん、ところどころは、我が家だけの歌詞なんじゃないかなぁ~(笑)